SR400 40th Anniversary Edition購入記

投稿日:2018年11月17日
カテゴリー:バイク 
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またバイクに乗りたいなあ・・・となんとなく思っていたが、月5万円のお小遣いではおいそれと買えるわけもなく、「なんとなく」で終わっていた。しかし、レンタルバイクという存在に気づいてしまい、とうとう2017年3月にレンタル819マイガレ倶楽部に入会してしまった。

久しぶりのバイクはやはり心地よかった。たまに行くキャンプツーリングは新鮮で、仕事で忙しい生活にメリハリを与えてくれた。北海道や四国を巡り、バイク熱はどんどん高まって、本格的にリターンするかあ!?っとバイクの購入を考え始めていた。と言っても経済的には厳しいので、1年経って熱が冷めなかったら真剣に検討することにした。

そして、1年以上が過ぎたが・・・案の定、熱は冷めず、マイバイクを空想する日々が続いた。まあ、50歳も過ぎたことだし、自分へのご褒美ってのもありかなあ、と勝手に納得していった。

しかし、いざ本気で購入を考え始めると、バイク選びは難しい。過去のマイバイクはHONDA VTZ250、Kawasaki ZZR400、HONDA CB400 SUPER FOURと少ないが、レンタルしたバイクは多い。小型車から大型車、オンロードからオフロード、様々なバイクをレンタルさせてもらったが、それぞれに良さがある。

ただ、1987年から気になっているが、一度も乗ったことのないバイクがある。それはYAMAHA SR400。空冷単気筒というシンプル、かつエンジン始動はキックという古典的なマシンである。SR400が開発されたのは1978年であり、1987年当時でも既に古めかしさを感じさせるバイクであった。気にはなっていたが、実際に購入したのはキビキビ走るバイクばかりだった。

しかし、歳を取ると原点に回帰したくなるのか、無性にSR400が欲しくなってきた。間違いなく今時のバイクに比べて、パワーはなくて遅いし、振動は大きくて乗り心地も悪いだろう。でも、それが味に思えてくる。

そのSR400が、排出ガス規制に適合できず、2017年に生産を終了した。まあ、1978年生まれのバイクがまだ現役で作られていたということの方が驚きかもしれないが。ただ、復活するだろうというのは容易に想像できた。これだけ続いているバイク、そしてそこそこ売れ続けているバイクをヤマハが廃盤にすることはないと思っていた。実際、2008年にも排出ガス規制強化のため生産終了となったが、翌年にはキャブレターからインジェクションに変更されて復活している。

そして、生産終了から早々に、新型を準備していることをヤマハはアナウンスした。そうなると逆に悩む。2017年モデルはまだ在庫があるため、購入することは可能だ。見知った現行モデルあれば安心だ。もし新型が変に今風になったら目も当てられない。現行モデルにするか、新型モデルを待つか? 悩んだ末、新型にかけることにした。古き良き姿を残しつつ、なんらかの心機一転を期待しつつ。なぜなら、2018年はSR400の40周年だからである。

2018年9月14日(金)、とうとう待ちに待った新型が発表された! 環境性能を向上させてはいるが、全体的には大きな変更なし。拍子抜けするほどそのままだが、まあ一安心。発売日は11月22日となっていた。次の悩みはどの色にするか。今回は青、黒、ブラウンの3色が出る。好みとしては黒。しかし、ブラウンは、500台限定の40th Anniversary Editionであり、サンバースト塗装のタンクに真鍮音叉のエンブレムが付き、サイドカバーには電鋳SRエンブレムが光っている。当然、価格も高い。標準モデルは572,400円だが、40th Anniversary Editionは691,200円と10万円以上する。

9月16日(日)、注文してしまった! 悩んだ挙句、今しか買えない40th Anniversary Edition。金欠なのに・・・ 近所にはYSPが2店あるので、両方を廻った。初めに行ったYSPでは既に他の客が40th Anniversary Editionを注文済みだった。11月22日には間違いなく1台は入ってくるが、2台目は微妙とのことだった。しかし、もう一軒のYSPにはまだ注文が入ってなかったので、迷わず即決!

11月17日(土)、待ちに待った納車! 発売予定日の11月22日より約1週間前。