北海道ツーリング 2020
更新日:2020年08月23日
カテゴリー:バイク
目次
2020年8月14日(金)「SRの一人旅」
2020年8月15日(土)「空路で北海道入り」
2020年8月16日(日)「SRと合流、そしてナイタイ高原牧場へ」
2020年8月17日(月)「三国峠を超えて網走へ」
2020年8月18日(火)「オホーツク海を堪能」
2020年8月19日(水)「黄金道路を通って、3年振りの襟裳岬へ」
2020年8月20日(木)「無事にツーリング終了・・・と思いきや」
2020年8月21日(金)「トラブルシュート」
2020年8月22日(土)「お帰りなさい、SR」
2020年8月23日(日)「お疲れ様洗車で、北海道ツーリング無事終了!」
2020年8月14日(金)「SRの一人旅」
【走行距離:147.1km(オドメーター:5352.2〜5499.3km)】
北海道ツーリングは3回目。2017年と2018年の夏に行っている。
しかし、これまでは北海道まで飛行機で行き、札幌でレンタルバイクを借りてのツーリングだった。自分のバイクでの北海道ツーリングは今回が初めて。
さらに、いつもはキャンプ場を渡り歩いていたが、今回はすべてホテル! 実は一昨日まではキャンプするつもりで準備をしていたが、昨日なんとなーくホテルに泊まろっと思ってしまった。こんなふうに、あっさり、勝手に変更できるのが、ソロツーリングの良さだなあ。
てな感じで、さあ、SRと気楽に、北海道ツーリングへ出発だ!
と言いたいところだが、今日出発するのはSRだけ。そうバイクを北海道まで輸送する。だが、よく聞くバイクの陸送サービスではなく、フェリーで。あまり知られていないが、多くのフェリーではバイクや車だけでも運んでくれる。
今回は太平洋フェリーの無人航送サービスというやつを利用する。名古屋から苫小牧まで40時間、15,700円でSRを運んでくれる。ちなみに復路は39時間半で、割引があり13,000円。追加料金を払えばバイクの積卸しもお願いでき、今回は往路復路とも積込みをお願いした。積み込み料金は1,050円とリーズナブルだが、支払いは現金のみなので要注意。そして、しっかりバイクに固定されていれば荷物やヘルメットも一緒に運んでもらえるという嬉しいサービス! なお、ネットでは予約できないので、電話で。
本来なら、自分も一緒にフェリーに乗りたかったのだが、新型コロナ感染症の状況を踏まえて、別に飛行機で行く。フェリーは大好きだし、フェリーの感染症対策もしっかりされているとは思うが、諸般の事情で止む無く断念した。来年は一緒に行きたい!
ということで、名古屋港フェリーターミナルへ向けて出発。ところが早速トラブル。高速道路に入ろうとしたら、ETCが通信できなかったようで、バーが開かない。スピーカーからおじさんの声がして、切符が出てきた。高速道路を降りるときに、ETCカードを出せば支払えるとのこと。しかし、ETCカードはシートの下。そして、シートの上にはでっかいタナックスのキャンピングシートバッグ2がしっかりとくくりつけらている。これらを外すのは正直面倒・・・。今日はどうせ平日でETC割引がないので、別のクレジットカードで支払うことに。心配なのは、次はちゃんとETCが通信してくれるかどうかだが、北海道に行ってからでないと分からん。
気を取り直して、名神、新名神と走り続ける。それにしても、京都周辺はとにかく混む。いつものことだが、炎天下のツーリングで渋滞は地獄だ。やっと抜けたので、甲南PAで一休み。
午後2時に名古屋港フェリーターミナルに到着。ちなみに、フェリーの出港時間は午後7時だが、無人航送サービスの受付時間は午前9時から午後3時までと早いので要注意。その代わり、手続きが終了すれば、バイクを置いて帰れるのでめっちゃ便利。
早速、手続き。所定の申込用紙に記入し、車検証と一緒に窓口へ提出する。書類に問題がなければ、往復のフェリー代と積み込み料金を支払う。
そして、係の人がバイクのキズなどのチェックをしてくれて終了。あとはフェリーのすぐそばにある「無人オートバイ駐車場」というでっかい看板のところまで、自分でバイクを運ぶ。
今回は荷物が少ないので、ヘルメットとジャケット、ブーツもバッグに入ってしまった。めっちゃ身軽! ただし、野晒しなので、天気が怪しい時は防水対策は必須だ。今日は、雨雲レーダーがまったく変化しないような炎天だから良いが。
では、SR、良い船旅を! 北海道で会おう!!
2020年8月15日(土)「空路で北海道入り」
SRはフェリーで船旅中だが、自分は空路で伊丹空港から新千歳空港へ移動。飛行機はまあまあ空いていて、三列シートに1人くらい。
新千歳空港に到着。JRで南千歳経由で苫小牧へ移動する。SRは明朝、苫小牧西港フェリーターミナルに到着するので、今夜は苫小牧に宿泊。
ホテルは、ホテル苫小牧グリーンヒルズ。税込5200円だが、Go To トラベルキャンペーンで3380円になった。苫小牧駅の南口から徒歩5分。入り口の屋根の下にバイクを置かせてもらえるようだ。近くにコインランドリーやセイコーマートがあり、ツーリングには良いホテルだな。
めっちゃ腹減った。苫小牧の街を散策して、食べるところを探そうかと思ったが・・・やっぱり北海道ツーリングでの1食目はセイコーマート! 豚丼(温玉)、600円。
実はまだ明日からの行き先を決めていない。天気予報と相談しながら、決めていくつもり。ソロなので、気まま。でも、キャンプ場ではなく、ホテルを探さないといけないので、いつもよりは制約ありかな。
天気予報としては、日本気象協会、ウェザーニュース、Yahoo!天気・災害を見比べる。意外と違っているんだよなあ。
さあ、どこに行こう?
2020年8月16日(日)「SRと合流、そしてナイタイ高原牧場へ」
【走行距離:275.2km(オドメーター:5499.3〜5774.5km)】
がっつり朝食を取って、ホテルを8時半にチェックアウト。苫小牧駅からバスで苫小牧西フェリーターミナルへ(17分、250円)。
フェリーターミナルには9時前には着いてしまった。フェリーの着岸は11時なのでだいぶ早いが、間に合うバスがこれしかなかった。徒歩だと1時間かかるし、タクシーに2000円払うならウニ丼でも食べようとケチケチ作戦。まあ、ゆったりとフェリーターミナルで、SRが乗っているフェリーを待つのも良いだろう。
それにしてもターミナルは立派。川崎近海汽船、太平洋フェリー、商船三井フェリーの3社が入ってるもんなあ。そして、もちろん海沿いなので、しっかりと津波警報が発令された場合の避難について掲示がされていた。
ところで、これからどこを巡るかずっと考えていたが、大体の方針をやっと決めた。ほんと、行き当たりばったりだな。
2018年の北海道ツーリングでは、後半は雨に見舞われてしまい、なかなか予定通りに巡れなかった。リベンジというわけではないが、なんとなく心残りだったところを中心に今年は巡っていくことにする。もちろん天気予報と相談しつつ。
さて、バイクを受け取る手順だが、まずターミナル内の太平洋フェリーの窓口に行き、控えを渡す。10:45頃にもう一度行くと、係の人がフェリーまで案内してくれる。フェリーの中に入れてくれて、SRにご対面。準備をして、そのまま乗り出す。
午前11時過ぎ、いよいよ北海道ツーリングのホントのスタート! まずはガソリンを満タンにして、いざ一つ目の目的地へ。2018年に行くつもりだったが、雨で泣く泣く断念したナイタイ高原牧場へ向かう。
追分町ICから道東自動車道へ入る。ETCがちゃんと通信できるか心配だったが、今回は問題なし。途中、占冠PAで休憩がてら、屋台で鮭のおにぎり2個入り(200円)で軽く昼食。
十勝清水ICで高速を高速を下りて、道道274号を北東に進む。途中、直線道路がだいぶ続いて、ナイタイ高原牧場の看板が現れる。
さらに進み、NAITAI TERRACEまで上がり切ると、そこは絶景!
NAITAI TERRACEもカッコイイ。中にはおしゃれなお土産売り場とレストランが入っている。
それから、NAITAI TERRACEまで上がっていく道からの眺めもまた良い。
さあ、ナイタイ高原牧場を堪能したから、このまま三国峠を通り、北見まで行くぞ!と言いたいところだが、もやしっ子なので強行軍はしない。今日はバイクを受け取ったのがお昼なので、半日しか走れないしね。おとなしく帯広まで戻って泊まることにする。今日のホテルは帯広駅から徒歩5分のホテルニューオビヒロ。Go To トラベルキャンペーンで2600円。200円でバイクを屋根の下に止められる。午後6時少し前にチェックイン。
お楽しみの夕食。帯広と言えば、豚丼!(帯広に泊まると分かっていたら、昨日、苫小牧でセイコーマートの豚丼を食べなかったのに・・・) 帯広駅周辺には豚丼を出す店はたくさんあるが、代表格の老舗はやはり、ぱんちょう。しかし、残念ながら19時に閉店していた。これは、2日連続で豚丼はやめなさいというお告げだろう。
気を取り直して、帯広市民のソウルフードだそうな、カレーショップ インデアンへ。駅前のまちなか店で、インデアンルーの中辛にカツをトッピング、706円。カレーはトロっと、と言うよりドロっとしていて、癖になりそうな濃いめの味付け。そして、カツはカレーをかけてもカラッとしていて歯応えが良い。満足。
2020年8月17日(月)「三国峠を超えて網走へ」
【走行距離:290.4km(オドメーター:5774.5〜6064.9km)】
午前10時、だいぶゆっくりホテルを出発。早速、三国峠へ向かって北上。
途中、タウシュベツ橋梁に寄る。現在は使われていない国鉄時代の橋で、夏から秋にかけて水没するため「幻の橋」と呼ばれている。でも、くっきりはっきり見えている。今年は雨が少ないのだろうか、まったく沈んでない。ちなみに、すぐそばまで行けるのではなく、展望広場から眺める。展望広場は道路から徒歩5分程度。
さらに30分ほど走ると、いよいよ三国峠に入る。林の中を駆け抜けるため、停車して写真を撮りたくなるが、道幅も路肩も広くないのでぐっと我慢。でも大丈夫、ちゃんと良いところに展望台がある。道内の国道で最も標高の高い場所。小綺麗なカフェとトイレも併設されている。展望台から眺める大樹海は素晴らしい。そして、日射しは強いが、涼しく、心地よい。
三国峠の展望台を過ぎ、徐々に下っていくと、大雪ダムを発見。実は30年くらい前に来てる。やっぱりソロで。あの頃は既にバイクを乗っていたが、バイクで北海道に来る資金はなかったので、青春18切符とヒッチハイクだったなあ。
その後はひたすら網走に向かって走る。途中、道の駅おんねゆ温泉に寄って、とうもろこしを食べたくらいかな。有名な観光地や定番のツーリングスポットに寄らなくても、普通にただ走っているだけで北海道は楽しいんだよなあ。
日暮れ前の午後6時に網走市に到着。泊まりは北海ホテル。Go To トラベルキャンペーンで2925円。バイク置き場はないが、車一台分の駐車場を使わせてもらえる。部屋タイプはお任せのコースにしたら、6畳の和室で、もう布団が敷いてあった。まあ、それも悪くないかと思ってたら、冷房が入らない。窓も開かないので、結構暑い。さすがにきついので、フロントに連絡したら、すぐにツインの洋室に変更してくれた。めっちゃ好印象。
夕食はホテルから徒歩3分の網走ビール館。実は、先に少し離れた洋食屋とラーメン屋に行ったが、どちらも閉まっていた。ネット情報では開店しているはずの曜日と時間なのだが、まあ仕方ないと諦めて近場に変更した。ビール館(ビール園)は札幌まで取っておきたかったのだけど・・・
こちらは開いていたので無事に入店できたが、あと数分でラストオーダーとのこと。ネット情報では1時間以上あるはずなのだが・・・。とにかく、慌てて頼んだ。網走プレミアムビール、監極の黒、牛まる腸ホルモンの味噌ダレ、牛ハツの塩ダレ、石焼ビビンバ、500円割引クーポンを使って2545円。どれも大成功だった。
2020年8月18日(火)「オホーツク海を堪能」
【走行距離:312.7km(オドメーター:6064.9〜6377.6km)】
さすが網走、水道の水が冷た過ぎて、歯にしみる。
今朝もガッツリ食べて、ゆっくり10時スタート。知床半島を目指して東方へ。
網走の海辺の線路に沿って走る。オホーツク海に一番近い駅、北浜駅を発見。古いが、なんとなく味のある駅舎を見ていたら、網走本線の列車が着いた。そんなに本数は走っていないだろうに、運が良い。
少し先に行くと、踏切があったので、渡って海辺に出る。泣き出しそうな曇り空で見るオホーツク海もまた良い。
一旦、海岸から離れて、清里町を通る道道857号を南下する。走るにつれ、だんだんと雲行きが怪しくなり、小雨が降り出した。我慢して進むとT字路に当たる。
そして、後ろを振り返ると、直線道路がオホーツク海まで続いている(ように見える)。この道道857号線の南端から北方を眺める直線道路は「海へ延びる道」と呼ばれている。しかし、実は、この道の北端は海に達してなかったりする。
また海岸付近に戻ってくると晴れてきた。そのまま斜里町の斜里国道を進み、国道が左手にカーブする場所で、曲がらずにそのまま斜面を上がっていくと、展望台がある。
そして、後ろを振り返ると、やはりそこにはまた直線道路。今度は空に向かって真っ直ぐ伸びているように見えるので、「天に続く道」と呼ばれている。
知床半島を目指し、さらに斜里町を東方へ。知床半島に入り、しばらく行くとオシンコシンの滝。トイレ休憩に寄っただけだが、思った以上に心地よい。
午後2時。遅めの昼食を取るためウトロ港へ。超有名店のウトロ漁協婦人部食堂。思ったより並んでいなく、25分くらいで入店できた。
ここはやはりウニ丼!といきたがったが、8月中旬なので、今年のウニ漁は終了しており、残念ながらウニ丼はなかった。他の店に行って、保存されたウニを食べるか!?とも思ったが、おとなしく三種丼にする。イクラと鮭の焼きほぐし、鮭の醤油漬け。2200円。十分、満足!
腹も膨れたので、ゆっくり知床横断道路を目指す。良い日差しの中、左手に海を見ながら気持ちよく走る。
しかし、知床横断道路に入り、中間あたり、おそらく最高地点と思われる付近の駐車場に到着。遠くは霧がかかってるなあ、思ってたら。
霧がだんだん近づいてきた。
道路も見えないくらいなので、一休みしよっと。
まだ十分には濃霧はおさまっていないが、長引きそうなので、ゆっくりと慎重に下り始める。途中、キタキツネが道路に飛び出していた。だいぶスピードを落としていたので難なく避けられた。ほっ。
知床半島から、一気に釧路まで移動。天気は良いのだが気温は低く、めっちゃ寒いので、途中でカッパを防寒具代わりに着込んだ。
7時に、スーパーホテル釧路駅前にチェックイン。Go To トラベルキャンペーンで4745円。バイク置き場はないが、500円で車一台分の駐車場を使わせてもらえる。玄関脇の駐車場に停めさせてもらえた。
ホテルは釧路の近くだが、周りの店はほとんど閉まってした。夕食はラーメンを食べたかったので、河むら釧路本店まで10分歩いた。
醤油チャーシューメン、950円を注文。昔ながらのラーメンって感じ。ちぢれ麺はコシがありとチャーシューは歯応えがあり旨い。しかし、スープはもっとダシが出ていた方が好みかな。
2020年8月19日(水)「黄金道路を通って、3年振りの襟裳岬へ」
【走行距離:307.8km(オドメーター:6377.6〜6685.4km)】
いつものように、ゆったりと10時に釧路を出発し、のんびり襟裳岬をめざす。
今日は朝から快晴。でも暑くはなく、走り出すとメッシュジャケットでは肌寒いくらい。中に一枚着込んで、心地よく海辺を走る。
国道38号線で白糠町を走っているとM7.8パネル館なるものを発見。1993年に発生した釧路沖地震の被災状況などのパネルを展示してあった。近くにトイレもある。
広尾町。黄金道路と呼ばれる国道336号線を走る。えりも町まで続く約33kmの海岸道路。とにかく景色が良い。ちなみに、黄金と名がついているのは、景色が黄金のように素晴らしい!という意味ではなく、黄金を敷き詰めているくらいに工事費がかかったからだそうだ。
昼を過ぎるとさすがに日射しは強くなる。でも、トンネルに入ると冷蔵庫か?と思わせるほど寒い。地下水が染み出しているようで路面が濡れている。電灯の光を吸収して、トンネル内は暗く、急に別世界へ来た感じ。それにしてもこんな寒暖の差を体感できるのはバイクならではだな。
いよいよ襟裳岬が近づいて来た。2017年以来なので、3年ぶり。あの時は西から来たが、今回は東から。あいかわらず風が強い。SRは軽いので、すぐ流される。3年前はCB1300だったからだいぶ感じが違うな。
襟裳岬に到着。
午後2時半。遅い昼食。えりも観光センターで、ツブ刺し定食、1650円。酒を飲みたくなるが、ここは我慢。
満腹になったので、腹ごなしに散策。まず初めに目に付くのは、風の館の入り口。でも、前にも来たので、今日はスキップ。
次に右手に見えてくるのは灯台。
そして、いよいよ先端。荒々しい断崖、岩に打ちつける波、強い風、そして生茂る草むら、まさに襟裳岬!
明日は、苫小牧でSRをフェリーに載せないといけないので、苫小牧に近づいてへ宿泊することに。夕日を見ながら国道235号を走る。
今晩の宿は新冠町にある新冠温泉ホテルヒルズ。Go To トラベルキャンペーンで4011円。日帰り温泉が一緒になっているホテルなので、疲れが取れそう。日没前の6時過ぎに到着できた。小高い丘にあるので、夕日がキレイ。
2020年8月20日(木)「無事にツーリング終了・・・と思いきや」
【走行距離:83.7km(オドメーター:6685.4〜6769.1km)】
いよいよ北海道ツーリング最終日。休みも今日で終わりかあと思ってたら、明日からの仕事に必要な急ぎの準備が入ってしまった。慌てて朝のうちに片付けたが、ホテルを出発したのは午前11時過ぎだった。宮仕えはツラい。まあ、今日は苫小牧まで行って、SRを太平洋フェリーに預けるだけだし、苫小牧は遠くないので気持ちには余裕あるが。
曇り空の下、国道235号を西に向かって走り出す。北海道ツーリングがもうすぐ終了かと思うと、もっと走り続けたい気持ちが強くなる。しかし、飛行機の時間があるし、その前にジンギスカンも食べたいので、ひたすら走る。
途中、日高門別ICから沼ノ橋東ICまでは無料供用中の日高自動車道を通ったので、午後1時前に苫小牧西港フェリーターミナルに到着した。北海道に来てから良い天気が続いていたが、今日は苫小牧市に入った頃から小雨が降り始めて、港に着く頃には本降りになっていた。最後の最後に・・・ではなく、最後だけと考えよう。
30分ほどで雨は上がったが、空模様はまだ怪しい。フェリーに積み込んでもらうまでバイクを置いとく場所は野ざらしなので、雨が心配で荷物は積んでおけない。仕方なく、近くのヤマト運輸で、ヘルメットやジャケットなどを入れた荷物を送ることにした。ヤマト運輸までどうやって行くか悩んだが、苫小牧駅行きのバスは午後4時台までないから、どうせタクシーを使うことになる。よって、ヤマト運輸経由で苫小牧駅まで贅沢にタクシーで移動する。
フェリーターミナルで、予想以上に手間取ったので、札幌に行ってビール園のジンギスカンを堪能する企ては断念。でも大丈夫。新千歳空港の松尾ジンギスカンがある!
実は松尾ジンギスカンに入るのは初めて。荷物にタレが飛ばないようにカバーを貸してくる。注文はタッチパネル。メニューを見ると販売中止中の文字が目に付く。今日は特上ラムジンギスカン200gとサッポロクラッシク中ジョッキ、トッピングうどん、計2926円。
松尾ジンギスカンではタレにこだわっている。肉を焼いた後のつけダレではなく、焼く時に使う。ジンギスカン鍋の中央には肉を並べ、鍋のまわりには野菜を敷き詰める。そして、野菜にタレをかける。そう、肉は焼き、野菜は煮る! なんと、シメはうどん。鍋のまわりにトッピングうどんを投入し、タレがしみ込んだら食べ頃!
楽しかった北海道ツーリングを終え、空路で大阪へ。無事に伊丹空港に到着したが、実は無事でないことに気が付いた。苫小牧のフェリーターミナルの頃からなんか違和感があった。何が見落としているような、何が忘れているような、何が勘違いしているような・・・
SRは22日の朝に名古屋港に着くので、早朝には大阪の自宅を出なくてはならない。しかし、さっき宅急便で送ったヘルメットが自宅に届くのも22日。間に合わねー! どうやってバイクに乗るんじゃあ。ノーヘルかあ!? 久々の大ピンチ。大阪は暑くて、頭が働かん。
2020年8月21日(金)「トラブルシュート」
今日は仕事だが、休憩中に昨日のトラブルシュート。ヤマト運輸には、午前中に荷物を届けてもらうように依頼。太平洋フェリーには、遅れるのでSRをフェリーから下ろしてもらうことを依頼。なんとか解決できそうだ。
2020年8月22日(土)「お帰りなさい、SR」
【走行距離:147.9km(オドメーター:6769.1〜6917.0km)】
午前10時過ぎにクロネコヤマトから荷物が届いた。早速、ヘルメットとメッシュジャケットを取り出し、家を出る。新幹線で名古屋まで行き、あおなみ線に乗り換えて野跡駅へ。名古屋港フェリーターミナル行きの市バスは時間が合わないので、タクシーに飛び乗る。12時前にターミナルに到着できた。
窓口に直行。卸料1050円を払ってキーを受け取り、SRが置かれている場所へ案内してもらった。やっとSRとご対面。問題ないことを確認して、走り出す。
名港中央ICから伊勢湾岸道に入り、新名神高速と名神高速を走り続ける。途中、土山SAで休憩して、昼食。滋賀県民のソウルフードと書かれていた近江ちゃんぽん、890円を注文。んー、きっと滋賀県民はこの味じゃないというのでは・・・
土山SAを後にして、少し走ったら、ジャケットのファスナーが壊れてしまった。バタついて危ないので、甲南PAに避難して、ファスナーを締め直す。ファスナーは問題なく直ったのだが、その間にハンドルにかけていたデイバッグがマフラーに接触してしまった。マフラーは変色するし、デイバッグは穴が開くし、大ショック。
なんとか自宅に到着し、休憩してから洗車に行こうと思っていたら、雨は降るは雷は鳴るは・・・散々だった。明日に続く。
2020年8月23日(日)「お疲れ様洗車で、北海道ツーリング無事終了!」
自宅近くの洗車場でSRをきれいにし、帰りにガソリンを満タンにして、2020年の北海道ツーリング、無事終了!