読書メモ:織守きょうや
更新日:2022年07月25日
カテゴリー:読書
花束は毒
主人公は法学部に通う大学生の木瀬芳樹(きせよしき)と北見探偵事務所所長代理の北見理花(きたみりか)。 二人の出会いは中学まだ遡る。 同じ中学校でいじめられていた芳樹の従兄の聡一兄さんを救ったのが、当時探偵見習いだった北見先輩であった。 北見先輩はいじめを解決してくれたが、芳樹はそのやり方に違和感を覚えた。
時は流れ、大学生になった芳樹は、中学生時代の家庭教師、真壁研一と久しぶりに再開する。 婚約したばかりの真壁だったが、脅迫状が繰り返し送られて来ており、異常に怯えていた。 芳樹は、脅迫状の差出人を見つけ、やめさせようと、再び北見先輩に助けを求めるが・・・
最後のどんでん返しがなかなか。 一級品のミステリーだ。 (2022年7月10日)
記憶屋
人の記憶を消すことができるという記憶屋。 都市伝説の怪人なのか、本当に存在するのか。
その存在を信じる大学生の遼一(りょういち)。 身の回りの人たち、そして自身も記憶を消された形跡がある。 記憶屋の謎を調べ、真相に近づくにつれ、記憶屋の影が忍び寄ってくる。 (2022年7月25日)